この度、2025〜26年度の会長をさせていただくこととなりました。クラブ設立40周年の大役を仰せつかり、身の引き締まる思いでありますが、土井昌司幹事のサポートと役員理事のご協力のもと、会員の皆さんと共に充実した1年となるよう尽力してまいります。
今、ロータリーは、大きな変革期にあると言われています。世界中で会員数が減少し、若者や女性の参加もまだまだ少ない中で、活動をどのように活性化させていくのかが国際ロータリー全体の課題となっています。国際ロータリー会長エレクト予定者だったマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ氏は、挨拶の中でテーマを決めず、シンボルマークをつくらず、UNITE FOR GOOD 「よいことのために手を取りあおう」というメッセージのみを発信しています。つまり原点に戻り、シンプルに奉仕、善行による仲間の拡大を喫緊の課題として掲げているのです。
それを受けて、本年度地区ガバナーである、鈴木康仁氏は、「ともに学び、ともに地域社会に貢献しよう」というこれも極めて原点に帰ったテーマを掲げ、奉仕活動による絆を呼びかけています。
一方、我々豊川宝飯ロータリークラブの状況は、メンバーこそ71名と決して小さくない規模ながらも、近年は例会出席率が5〜60%であり、全メンバーが活発に活動できているかというと、まだまだ足りない部分も感じます。40周年を迎える組織は、会長経験者も増え、平均年齢も上がり、組織としての過渡期を迎えているともいえるのです。
私もノミニーの段階から大いに学ばせていただき、今では改めてロータリーの活動の深さと楽しさを感じている次第です。そこで、今年度はまさに原点に帰って、「もっとロータリーを楽しもう!」をこの1年の最大のテーマに掲げさせていただきたいと思います。
具体的には、クラブムードの向上、例会の工夫、社会奉仕活動の実践、財団や国際ロータリーの事業の学び、そして職業奉仕の強化の5つの重点活動を設定し、「もっと明るく笑顔あふれるクラブムードで、例会を楽しくし、共に汗をながしながら、ロータリーを学び、大いにロータリーを仕事に役立てよう!」というスローガンのもとで、進めさせていただきたいと思っています。
そして40周年記念事業では、「もっとロータリーの良いところをPRしよう」、「これまでの歴史と協力に感謝しよう」、「そして新しいことを始めてみよう!」という3つのコンセプトを挙げさせていただき、実行委員会で推進していただきます。
私も縁があって豊川に来てから40年、そしてロータリー入会20年という区切りの年にあたり、これまでの御恩返しを、地域にロータリーにそして皆さんにする意味でも、大いに奉仕して参りたいと思います。
もっとロータリーを楽しみましょう!その結果が、社会貢献の拡大と親睦友情の絆を深めていくことなのです。
1年間、ちょっと忙しくなると思いますが、「チームもっと!」として頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
豊川宝飯ロータリークラブ 会長
笠原盛泰